概要
MachiSeekの市町村記事では、17種類の統計データ(人口、面積など)を紹介していますが、そのすべてが全国343位以上(上位20%)にも1376位以下(下位20%)にも入らない(つまり高くも低くもない)という市町村を見つけました!
全国1719の市町村のうち、該当したのはわずか17の市町(やけに17という数字が目立ちますね。。。)。ラインナップを見る限り、まさに日本の標準的な町といった印象です。確かに抜きん出たところは少ないかもしれないですが、決して悪い意味ではなく、むしろバランスが取れている・欠点がないという意味でポジティブにとらえています。もう「特徴がないことが逆に特徴」と言ってよいでしょう。
統計データは、市町村記事作成時点のものです。
統計データに「特徴がないことが逆に特徴」の市町村
岩手県平泉町
世界遺産中尊寺が所在する平泉町ですが、観光客数は368位(上位21.4%)とわずかに上位20%には届きませんでした。やや意外な結果ですが、それでも93.9万人というのは岩手県内で6番目です。そのほかですと、夏の気温・冬の気温がともに、岩手県内では上位に入っています。

宮城県白石市
周辺からの流入を示す昼夜人口比率は100.1%と均衡しており、順位は552位(上位32.1%)と、上位20%の活況圏内には届きませんでした。とはいえ宮城県内では11番目の高さです。雨の日数も950位と全国平均に近く、極端な偏りのない穏やかな気候と言えます。

宮城県村田町
可住地人口密度は1135位(下位34.0%)で、下位20%に該当を免れています。宮城県内では23番目ですが、ゆとりある住環境が保たれている証拠です。また、夏の気温(1340位)や冬の気温(1313位)も、極端な酷暑や厳寒を避けた絶妙な位置にあります。

福島県三春町
可住地面積率は67.8%と、福島県内では7番目の高さを誇ります。しかし全国順位は473位(上位27.5%)で、上位20%の平坦な町という枠には入りませんでした。人口増減率も1097位(下位36.2%)と、地方自治体として平均的な推移を辿っていることがデータから分かります。

茨城県桜川市
可住地面積は360位(上位20.9%)と、上位20%のラインまであと17位という惜しい結果でした。茨城県内では16番目の広さです。財政力指数(787位)や観光客数(630位)も全国の中央値に近く、特定分野に依存しすぎないバランスの良さが桜川市の隠れた特徴と言えるでしょう。

栃木県矢板市
財政力指数は0.68で栃木県内18位ですが、全国では473位(上位27.5%)と、富裕な自治体の上位20%には含まれませんでした。また、宿泊業事業所数も665位と、観光拠点としての規模も大きすぎず小さすぎない、全国的に見て「標準的」な立ち位置をキープしています。

栃木県那須烏山市
高齢者率が37.5%(626位)という結果は、栃木県内では5位の高さですが、全国の上位20%に入る「超高齢地域」の基準からは外れています。夏の気温(1089位)や公共交通利用率(1211位)も極端に振れることがなく、日本の地方都市の平均像を映し出したような数値です。

千葉県東金市
商品小売事業所数は50軒で全国348位(上位20.2%)と、あとわずか5位の差で上位20%の商業都市という称号を逃しました。千葉県内では23番目です。財政力指数も422位と良好ですが、突出を避けたかのように中央寄りに留まる、安定感のあるデータを示しています。

千葉県山武市
107km2という広い可住地面積を持ちながら、全国順位は356位(上位20.7%)と、惜しくも上位20%の壁に阻まれました。千葉県内では7番目の広大さです。飲食店事業所数(605位)なども含め、生活や経済の規模が全国平均のボリュームゾーンに綺麗に収まっています。

千葉県多古町
昼夜人口比率が101.6%(418位)と、あと一歩で上位20%の「昼間に人が集まる町」には届きませんでした。千葉県内では7番目です。観光客数も734位と中位で、空港隣接という立地条件がありながらも、統計上は驚くほど穏やかで標準的な町運営がなされています。

長野県飯島町
高齢者率は37%で全国680位(上位39.5%)と、高齢化が深刻とされる上位20%のラインからは距離があります。人口増減率も900位と全国平均に近く、山間部の自治体にありがちな極端な過疎化を回避し、全国の中央値を維持し続けている点は特筆すべきかもしれません。

兵庫県丹波篠山市
広大な可住地面積(96km2)を誇りますが、全国順位は405位(上位23.5%)で上位20%入りはなりませんでした。兵庫県内では9番目です。飲食店数(511位)や宿泊業数(485位)も、人気観光地でありながら統計上は「全国の平均的規模」を逸脱しない慎み深さがあります。

福岡県嘉麻市
高齢者率は40.4%で福岡県内6位ですが、全国では405位(上位23.5%)と、意外にも上位20%の高齢化率には達していません。また、雨の日数も601位と中位で、かつての炭鉱都市としての激動の歴史とは裏腹に、現在の指標は驚くほど日本の「平均」に回帰しています。

福岡県みやま市
可住地面積率は80.1%と極めて高く福岡県内でも16位ですが、全国順位は358位(上位20.8%)で上位20%にはわずかに及びませんでした。公共交通利用率(562位)などの利便性指標も中央付近に位置しており、生活環境のバランスが非常に整った地域だと言えます。

福岡県築上町
公共交通利用率は12.7%で全国499位(上位29.0%)と健闘していますが、上位20%の利便性には届かない結果でした。人口増減率も1165位(下位32.2%)で、下位20%の急激な人口減は食い止めています。あらゆる面で「踏みとどまっている」安定感がデータに表れています。

佐賀県有田町
有田焼で世界に知られる観光地ですが、観光客数は483位(上位28.1%)と、全国の上位20%に入るまでには至りませんでした。佐賀県内では10番目です。可住地人口密度も670位と全国の中位にあり、産業の知名度に比べて、生活の基盤は驚くほど標準的な日本の縮図となっています

佐賀県太良町
観光客数は76.5万人で佐賀県内9位ですが、全国順位は447位(上位26.0%)と、上位20%の観光地という枠には入りませんでした。人口が8千人と少ないものの、宿泊業事業所数(702位)などの指標が中央に留まっているため、統計上は非常に安定した小規模自治体に見えます。

おわりに
いかがでしたか?MachiSeekでは、市も、町も、村も、規模や知名度に関係なくフラットに扱い、様々な観点で市町村を紹介しています。よくあるランキングにはあまり出てこないような市町村が多く見つかると思います。ぜひ他の記事もご覧ください。

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