『まわりゃんせ』でゆったり・まったり伊勢志摩3泊4日モデルコース

概要

鉄道・バスのフリーパスなど、お得なきっぷは全国に数多くありますが、私がこれまで各地を旅してきた中で、圧倒的にお得度ナンバーワンだと思っているきっぷがあります。それが『まわりゃんせ』です。

この記事では、まず『まわりゃんせ』の魅力を簡単に説明したうえで、3泊4日のモデルコースをご紹介します。自分で言うのもアレですが、よくあるコースとは少し違う(ズレてる?)気がしますので、部分的にでも参考にしてもらえれば幸いです。

内容や金額等は、記事作成時点のものです。

『まわりゃんせ』とは

『まわりゃんせ』は近鉄が販売している、三重県・伊勢志摩エリアの観光に特化した周遊きっぷです。主な内容は以下の通りで、価格は12,000円程度です。

  • 名古屋・大阪などからの往復乗車券+特急券
  • エリア内の鉄道(特急含む)・バス・フェリーが乗り放題
  • 20以上の観光施設が入場無料

詳細は公式サイトをご確認ください。

まわりゃんせパンフ写真

一見するとやや高額に感じるかもしれませんが、たとえば名古屋から志摩スペイン村へ日帰りする場合、特急往復で約8,000円、現地バス往復で約1,000円、パスポート料金で約6,000円、合計で15,000円程度になります。 この時点ですでに元が取れる計算ですが、『まわりゃんせ』の有効期間はなんと4日間。フルで使い倒せば、とんでもない割引率になります。

この「往復の特急」「現地の交通フリー」「観光施設無料」が全部入りの構成、なおかつ4日間も有効というのがとにかく強力で、全国的に見てもお得度合いが突出していると思います。

ゆったり・まったり3泊4日モデルコース

ここからは、『まわりゃんせ』を活用したモデルコースをご紹介します(☆は対象施設・交通)。

といっても、私の旅のスタイルに沿ったものですので、おそらく万人受けはしないと思います。まずはターゲットやコンセプトを明確にしておきます。

  • ゆったり、まったり
  • オトナ旅、一人旅
  • 旅慣れている、時間に余裕がある
  • 『まわりゃんせ』2周目

逆に、以下のような場合は残念ながら向いていないと思います。こういう旅もあるのかと思っていただけるだけで十分です。

  • ワイワイ、ガヤガヤ
  • 大人数、子ども連れ
  • 旅慣れていない、時間に余裕がない

まず気をつけるポイントは、「対象施設のスタンプラリーにしない」です。つい、あれもこれもと詰め込みたくなるところですが、旅全体の満足度を高めるなら、訪れる施設を絞って、移動や滞在の余裕を確保しましょう。

拠点は伊勢と志摩の中間、鳥羽に設定します。鳥羽市は三重県内でも宿泊施設が最も多く、鳥羽駅から各旅館の送迎バスが充実しています。二食付のプランで、3泊とも同じ宿に連泊するのをおすすめします。おもてなし系の旅館なら、連泊中の食事の便宜も図ってもらえると思います。

1日目

  • 近鉄名古屋、大阪難波など
    • 近鉄特急☆
  • 伊勢市
    • 徒歩
  • 伊勢神宮外宮
    • バス☆
  • 伊勢神宮内宮
    • 徒歩
  • おはらい町、おかげ横丁
    • バス☆
  • 夫婦岩、伊勢シーパラ☆
    • バス☆
  • 鳥羽
    • 送迎バス
  • 宿

伊勢志摩エリアへは、名古屋からは直通、関西方面からは伊勢中川で特急を乗り継ぎます。何はともあれ、まずは伊勢神宮へご挨拶です。外宮(げくう)→内宮(ないくう)の順で参拝するのが一般的です。

内宮周辺のおはらい町・おかげ横丁で食べ歩きや街ブラを楽しんだ後、バス(CANばす)で夫婦岩方面へ移動します。バスは基本1時間に1本程度で、特に休日は渋滞による遅延が発生しやすい点に注意が必要です。

無料対象の水族館として、伊勢シーパラダイスと鳥羽水族館の2つありますが、伊勢シーパラダイスを優先するのがおすすめです。『ゼロ距離水族館』を謳っているとおり、イルカやカワウソとのふれあいが楽しめ、体験性が非常に高いのが特徴です。鳥羽水族館にも珍しい生き物がたくさんいるのですが、かなり混雑します(特にラッコは、数人ずつ1分間の入れ替え制で行列注意)。動物好きなら伊勢シーパラのほうが刺さると思います。

神宮内宮の宇治橋前広場
神宮内宮の宇治橋前広場

2日目

  • 鳥羽
    • 徒歩
  • 鳥羽マリンターミナル
    • 船☆
  • 答志島(答志港)
    • 徒歩
  • 答志島(和具港)
    • 船☆ ※本数注意
  • 神島
    • 船☆ ※本数注意
  • 鳥羽マリンターミナル
    • 徒歩
  • 鳥羽

2日目は、鳥羽市営定期船を使った離島巡りです。『まわりゃんせ』は交通もカバーしているため、こうした使い方ができるのが大きな魅力です。定期船は鳥羽駅より徒歩10分ほどのマリンターミナルから出ています。離島には飲食店が限られるので、昼食は用意していくのが無難です。私が訪れたときは、ターミナル内にパンの売店がありました。また、船は割と揺れますので、心配な方は対策しておくと良いでしょう。

答志島(とうしじま)は本土から近く、生活感のある離島の雰囲気を気軽に体験できます。答志港から和具港は、のんびり歩いても1時間弱です。

一方、神島はより秘境性の高い小さな島で、一周約2時間の遊歩道があります。最近、ゲーム『パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語』の舞台となったようですが、未舗装区間やアップダウンも多く、島内の移動はゲームのように簡単にはいきません。特に雨風の日や大雨の後は避けるべきです。また、神島への船は1日数本しかないので注意しましょう。

鳥羽には他に、菅島や坂手島という離島もあります。また、冬季限定ではありますが、本浦港(鳥羽からかもめバスで40分ほど)の近くに、牡蠣小屋が並ぶ一角があります。私は行ったことがないのですが、行程や天候に応じて柔軟に入れ替えるのも良いでしょう。

神島の一番奥にある監的哨跡
神島の一番奥にある監的哨跡

3日目

  • 宿
    • 路線バス☆ or 徒歩
  • ミキモト真珠島☆
    • 徒歩
  • 鳥羽湾クルーズ・イルカ島☆
    • 徒歩
  • 鳥羽

3日目の午前中は予備時間として空けておきます。チェックアウトを急がなくてよいのは連泊の特権です。朝食をゆっくり食べ、大浴場に入り直して、部屋やラウンジなどで一休みします。どこにも行かない半日は、「観光しなければ」というプレッシャーを解放して、旅全体の満足度を底上げしてくれるはずです。

出発の時間帯は、おそらく送迎バスが出ていないと思います。宿の場所にもよりますが、路線バスを利用するか、あるいは街ブラも兼ねてのんびり歩くのも良いと思います。

ミキモト真珠島では、真珠の歴史や養殖技術の展示に加え、海女さんの実演を見ることができます。鳥羽湾クルーズ乗り場のすぐ隣にあるため、クルーズの時間に合わせて前後どちらかで訪問すると効率的です。

鳥羽湾クルーズはクルーズそのものよりも、立ち寄り先のイルカ島を主目的にします。ショースケジュールを踏まえ、最終の一本前で渡り、最終便で戻る行程が組みやすいです。ちなみに、賢島のクルーズ船も無料対象ですが、こちらは乗船のみで立ち寄りはありませんので注意しましょう。

鳥羽水族館の目の前にある郵便ポスト
鳥羽水族館の目の前にある郵便ポスト

4日目

  • 鳥羽
    • 鉄道☆
  • 鵜方
    • バス☆
  • 志摩スペイン村☆ and/or 志摩グリーンアドベンチャー☆
    • バス☆
  • 鵜方
    • 鉄道☆
  • 賢島
    • 近鉄特急☆
  • 近鉄名古屋、大阪難波など

宿をチェックアウトしたら、志摩の玄関口である鵜方(うがた)という駅を目指します。最終日は、志摩スペイン村や志摩グリーンアドベンチャーで1日しっかり遊ぶプランです。午前中の早い時間帯が比較的空いています。荷物はコインロッカーなどに預けておくと動きやすいです。

賢島(かしこじま)は鵜方から5分ほどにある、近鉄電車の終点です。せっかくなのでちょっと寄ってみるのも良いでしょう。街ブラするなら、鵜方より賢島のほうがおすすめです。駅周辺にはあちこちに真珠店が並んでいるほか、2016年伊勢志摩サミット記念施設などの見どころがあります。

なお、スペイン村内や奥志摩(賢島から送迎バス)にある温浴施設も無料対象なのですが、泊まった宿に大浴場があると思いますので、今回はスルーしました。また、鳥羽駅近く(バスで15分程度)に、アフリカの彫刻などを展示したマコンデ美術館があります。こちらも無料対象ですので、時間があれば立ち寄るのもよいです(性的な展示あり、苦手な方は注意)。

伊勢志摩はそれほど雨が多い土地ではないものの、4日あれば天候が崩れることもあるかと思います。その場合は、行き先を屋内施設に変更したり、予備時間を活用するなど適宜組み替えてください。行きは名古屋発、帰りは大阪着(またはその逆)として、伊勢志摩経由で東海〜関西を回るような旅にするのも良いと思います。

賢島駅の伊勢志摩サミット記念館
賢島駅の伊勢志摩サミット記念館

おわりに

『まわりゃんせ』は、急いで回るより、ゆっくり味わう旅のほうが真価を発揮するきっぷだと思っています。4日間という余裕があるからこそ、離島に渡ったり、宿でぼーっとしたり、そういう時間を楽しんでみてください。伊勢志摩を訪れたことがある方にもおすすめです。

『まわりゃんせ』対象施設・交通のある市町村

三重県伊勢市 (Ise-shi)
概要 このページでは、三重県伊勢市に滞在するための情報を掲載しています。 伊勢市の現在の掲載フェーズは、フェーズ2(訪問準備中、情報整理段階)です。※フェーズについての説明は、このブログの進め方をご覧...
三重県鳥羽市 (Toba-shi)
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